放射線科
高性能の機器を最大限に活用し正確かつ迅速な検査・治療を安全に行います。
放射線診断専門医3名にて業務しています。診断部門では3台の多列検出器CT(320列1台、80列2台)、2台のMRI(3テスラ1台、1.5テスラ1台)、ガンマカメラ1台を有し、これらの検査は原則すべて翌診療日までに報告書を作成しています。
画像診断以外ではIVR(Interventional Radiology)と呼ばれる画像下治療に力を入れています。当科ではカテーテルを使用した血管系IVR(血管内治療)やCTや超音波診断装置を使用した非血管系IVR(ガイド下生検)などに加え、脳神経外科と合同で脳血管内治療を行っています。出血などに対する緊急時は24時間オンコール体制で対応しています。
- 高性能の機器を最大限に活用し正確かつ迅速な検査・治療を安全に行います。
- 皆さまに安心して検査や治療を受けて頂けるよう、最先端の機器整備に努めています。
- スタッフは全員放射線科診断専門医を取得し、研鑽を重ねています。
3つの特色
1. 画像診断
救急疾患やがんをはじめ多種多様の疾患に対して高水準かつ迅速な検査や治療を安全に行えるよう、高性能の医療機器を取り揃え、またスタッフのスキル向上にも努めています。24時間365日常に複数の放射線技師を配置することで「時間外」と呼ばれる休日や深夜、早朝においても必要な検査は躊躇無く迅速に行います。検査や治療を救急疾患は当然として、がんや一般的な疾患、2次検診・精密検査なども含めて迅速かつ正確に行うことで、患者さんの受診から診断、治療までを最速で完遂できるように尽力しています。
2. IVR
放射線科では救急外来を有する当院の特徴もあり、外傷(臓器損傷・出血)などの救急疾患に対するIVRに365日・24時間対応しています。また2名がIVR専門医資格を有しており、救急疾患以外にも血管内カテーテルを使用した癌の血管内治療や、内臓動脈瘤・動静脈奇形・門脈大循環短絡などの血管内治療も行っています。またCTや超音波装置(US)を使用した、ガイド下治療(生検)も実践しています。
次のようなIVRが施行可能です。
- 出血に対する動脈塞栓術(TAE:カテーテルを使用した経動脈的塞栓術)
- 骨盤骨折、肝臓・脾臓・腎臓損傷、消化管、肺(喀血)など
- 癌(肝細胞癌:HCC)に対する血管内治療(TACE:経動脈的科学塞栓術)
- 癌治療に対するCV(中心静脈)ポート造設術
- 内蔵動脈瘤塞栓術
- 肺動静脈奇形(PAVM)塞栓術
- 胃静脈瘤塞栓術(B-RTO:バルーン塞栓下逆行性経静脈塞栓術)
- 超音波・CTガイド下生検
3. 画像診断外来
地域の医院、病院からの依頼を受けさまざまな検査を行っています。放射線診断専門医が主にCT、MRIの画像診断を行い、診療のサポートをしています。