カマチグループ 東京品川病院

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診療科

感染症内科

輸入感染症の増大や抗菌薬適正使用の取組みなど、感染症内科はウィズコロナの世の中でも重要な役割を果たす科です。

感染症心内膜炎や結核などの専門的疾患から、梅毒やインフルエンザなどの市中で増加する感染症まで広く対応可能です。
地域での感染症講義や感染ラウンドも行っており、診療や活動を通して知識や経験を患者さんに還元していきたいと考えています。

対象疾患

  • インフルエンザ
    発熱、咳、筋肉痛などの症状が特徴のウイルス性感染症です。入院加療が必要な症例も多く、紹介症例も迅速に対応しています。
  • 新型コロナウイルス感染症
    新型コロナウイルスによって引き起こされる感染症です。発熱、咳、のどの痛みなどの症状が現れます。当院ではPCR検査を実施し、迅速な診断と
    治療を提供しています。入院加療が必要な症例も多く、紹介症例も迅速に対応しています。
  • デング熱
    東南アジア、西太平洋地域などで流行している、蚊を媒介として感染するウイルス性疾患です。
    発熱、頭痛、関節痛、発疹などの症状があります。重症例ではショックや多臓器不全を伴うことがあり、入院も対応しています。
  • マラリア
    アジア、アフリカ、オセアニア、中南米などで流行している、蚊を媒介して感染する寄生虫疾患です。
    高熱、悪寒、発汗、倦怠感などの症状があります。当院では鏡見法による迅速な診断と、専門病院への紹介を含めた適切な対応を行っています。
  • 肺炎
    細菌やウイルスによって引き起こされる肺の感染症です。市中肺炎から高齢者の誤嚥性肺炎まで幅広く診療しています。
    当院ではレントゲンやCTを用いて迅速な診断を行っており、外来及び入院での治療だけでなく、予防接種の案内や実施も行っています。
  • 結核
    結核菌による感染症です。代表的な感染の臓器は肺で、肺結核の症状には咳、痰(血痰)、体重減少、発汗などがあります。
    当院では結核に診断および治療を行っており、保健所と協力して患者さんに適切なケアを提供しています。
  • 感染性腸炎
    ウイルスや細菌によって引き起こされる腸の感染症で、発熱、下痢、腹痛、嘔吐などの症状があります。
    正確な診断と適切な治療を行い、患者さんの症状を迅速に改善することを目指しています。
  • 尿路感染症
    尿道、膀胱、尿管、腎臓などに感染が起こる病気です。発熱、排尿時の痛み、腰痛、頻尿などの症状があります。
    当院では尿検査と培養検査を用いて、原因となる病原体を特定し、適切な治療を提供しています。
  • 梅毒
    梅毒トレポネーマという最近による感染症です。初期には無症状のことが多く、進行すると皮膚や臓器に広がることがあります。
    当院では血液検査による迅速な診断と治療を行っています。
  • 溶連菌感染症
    溶血性連鎖球菌(溶連菌)によって引き起こされる感染症です。主に咽頭炎として現れ、喉の痛み、発熱、頭痛、扁桃腺の腫れ、発疹などの症状があります。当院では咽頭スワブ検査を用いて正確な診断を行い、ペニシリンなどの抗菌薬による適切な治療を提供しています。
    また、重症型である劇症型溶血性連鎖球菌感染症はまれですが、腕や足の痛みや腫れ、発熱、血圧の低下から始まり、組織壊死、呼吸状態の悪化、肝不全、腎不全などの多臓器不全の急速な進行をきたします。
    当院では高度治療室(HCU)での全身管理と、適切な抗菌薬治療、免疫グロブリン製剤、高気圧酸素療法などによる集学的治療を行っています。
  • 手足口病
    エンテロウイルスによって引き起こされる感染症です。おもに乳幼児に多く見られ、発熱、口内炎、手足や臀部に痛みを伴う水疱性の発疹が現れます。通常は軽症で数日間のうちに自然に回復しますが、稀に髄膜脳炎、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などの重篤な合併症を伴うことがあります。当院では必要に応じて解熱剤や鎮痛剤を用いて症状を和らげる治療を行い、重症例には適切な医療管理を提供しています。
  • 感染性心内膜炎
    心臓の内側に感染が起こる病気です。発熱、心雑音、皮膚の異常、体重減少などの症状があります。
    当院ではエコーや血液培養による診断と、抗菌薬での治療を行っています。

※当院はエイズ拠点病院ではなくHIVの診療は行っておりません。

専門外来のご案内

毎週木曜日午前中に専門外来を開いています。現在、医療機関からのご紹介に限定した完全予約制です。