がんになると、がんによる痛み、食欲低下、息苦しさやだるさが生じて、今まで通りに動けなくなったり、手術、化学療法や放射線治療などの影響で身体機能が落ちたりすることがあります。その結果、日常生活に支障を来したり、家事や仕事、学業など社会生活への復帰が難しくなったり、生活の質が著しく低下してしまったりすることがあります。
しかし、がんになっても、日常生活を可能な限り維持して、本人が望むその人らしい生活を送ることは可能と考えております。そのために欠かせないのがリハビリテーションです。がんと診断された直後はさまざまな不安もある時期ですが、主治医と相談しながらリハビリテーションを検討していきましょう。リハビリテーションはいつの時期からでも始められますが、なるべく早い時期から開始することが勧められています。
当院には充実したリハビリテーション科、専門職種、がんのリハビリテーション研修を修了した医師がおりますので、がん治療のさまざまな時期に適したリハビリテーションを提供しております。