救急科
「24時間365日、断らない医療」
2018年4月から救急科を新設して以来、「お困りの患者さんを1人でも多く助けたい」という思いで「24時間365日、断らない医療」を掲げています。
当科では救急科専門医の他、各診療科医師との連携を取りながら看護師、救急救命士などを中心に、検査部門や患者支援センター、医療安全など各部門との協力体制で質の高い診療を目指しています。
来院方法(救急車、自家用車、徒歩)を問わず緊急性の高い方を優先して診療に当たっております。優先順位を判断するトリアージを行い、比較的緊急度の低い方はお待ちいただくことや、救急での対応が不適切と判断される場合には一般外来をご案内する場合があります。
主な疾患
緊急性の高い急性疾患、交通事故や業務災害、転倒・転落などによる外傷など幅広く受け入れております。
(例)
- 脳卒中(脳出血、脳梗塞)
- 心筋梗塞、狭心症、不整脈、心不全
- 骨折、脱臼、打撲、きずなど全身の外傷(小児含む)
- ウイルス感染症、肺炎、腸炎、尿路感染症など感染性疾患
- 消化管出血、消化管穿孔、腸閉塞、虫垂炎、胆嚢炎、胆管炎、膵炎など消化器急性疾患
- 喘息、COPD急性増悪、間質性肺炎、気胸など呼吸器急性疾患
- 意識障害、失神、めまい、胸痛、腹痛、急性腰痛、呼吸困難などの急性症状
他にも窒息、熱中症、低体温症、熱傷、中毒、体内異物といった外因性疾患にも対応しています。
生活習慣の変化などの影響により、脳卒中や心臓病などの循環器病は我が国の主要な死亡原因となっており、令和4年(2022年)の人口動態統計(厚生労働省)によると、死亡総数のうち24.3%を占める約38万人の国民が亡くなっています。当院では、脳神経外科・循環器内科をはじめ各科協同・24時間体制で急性期の血管疾患に対する治療体制を構築しています。
また、診療科の垣根の低さ、院内全体を通しての臨機応変なスピード感を活かして各診療科協力のもと、夜間・休日でも可能な限り多様な疾患に対応しています。
主な検査
- 検体検査(血液・尿・髄液・関節液など)
- 生理検査(心電図・超音波検査・平衡機能検査など)
- 画像検査(単純X線、CT、MRIなど)
- 緊急カテーテル検査・治療(循環器内科、脳神経外科)
- 内視鏡検査・治療