血液内科
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- スタッフ紹介
早期の家庭、社会への復帰を目指します。
患者さんが自分の症状から血液の病気に気がつく事は難しく、健康診断やかかりつけの先生、他の科の先生の診察で初めて血液内科に紹介受診されることがほとんどです。血液検査で引っかかった、原因不明の発熱が続く、顔色が悪く息切れがする、リンパ節が腫れている、血が止まりにくい、アザがよく出来るなど、気になる症状がありましたらご相談ください。
当院には、多発性骨髄腫、白血病、リンパ腫などの難治性血液疾患の治療に26年間携わってきた血液専門医が在籍しています。地域の中核病院として安心して患者さんを紹介していただけるよう日々邁進して参ります。
3つの特色
特色1
東京品川病院は日本血液学会認定専門研修教育施設です。各種貧血性疾患、血小板減少症の診断治療や、造血器腫瘍に対してはエビデンスに基づき抗がん剤、抗体医薬品、分子標的薬などを組み合わせた標準的治療を行います。血液疾患は近年の新規治療薬の進歩の恩恵を多く享受している分野です。多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群などかつては予後不良とされた患者さんも、入院での初期治療で寛解を達成し退院された後、ご自宅で日常生活を送りながら通院治療(抗がん剤治療や輸血療法)をされている方が多くいらっしゃいます。
貧血の分類-赤血球の大きさによる分類-
特色2
6階病棟には4床の無菌室(超高性能フィルターを使って空気を清浄化し空気感染を予防する部屋)があり、免疫力の低下した血液疾患患者さんに安全な環境で治療を受けて頂くことができます。なお、当科では造血幹細胞移植(自家・同種)は実施しておりませんので、適応のある方は速やかに専門施設と連携、転送を行います。
また、治療が長期間に及ぶことが多いため、慢性期やご高齢の患者さんの場合には、疾患の状況とご本人ご家族の希望を踏まえて柔軟に治療目標を設定し、より良いクオリティオブライフをご提供できるよう日々邁進して参ります。
また、治療が長期間に及ぶことが多いため、慢性期やご高齢の患者さんの場合には、疾患の状況とご本人ご家族の希望を踏まえて柔軟に治療目標を設定し、より良いクオリティオブライフをご提供できるよう日々邁進して参ります。
特色3
主な対象疾患について
- 貧血
鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血(悪性貧血)、再生不良性貧血、溶血性貧血など - 腫瘍性疾患
急性白血病(骨髄性、リンパ性)、慢性白血病(骨髄性、リンパ性)、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫)、骨髄増殖性腫瘍(真性多血症、本態性血小板血症、骨髄線維症)など - 特発性血小板減少性紫斑病、血友病、凝固異常症など
主な血液疾患の新規患者数(鉄欠乏性貧血を除く)
2021年 | 2022年 | 2023年 | |
---|---|---|---|
悪性リンパ腫 | 9 | 12 | 17 |
多発性骨髄腫 | 4 | 10 | 4 |
原発性マクログロブリン血症 | 0 | 2 | 1 |
寒冷凝集素症 | 0 | 1 | 1 |
意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症 | 2 | 1 | 2 |
血球貪食症候群 | 1 | 1 | 0 |
急性骨髓性白血病 | 5 | 6 | 1 |
骨髄異形成症候群 | 3 | 5 | 3 |
急性リンパ性白血病 | 1 | 1 | 0 |
慢性骨髓性白血病 | 3 | 2 | 0 |
骨髄增殖性疾患(真性多血症、特発性血小板增多症、骨髄線維症) | 2 | 6 | 2 |
血球貪食症候群 | 1 | 1 | 0 |
自己免疫性血小板減少性紫斑病 | 3 | 1 | 1 |
溶血性貧血(Evans症候群を含む) | 0 | 2 | 0 |
巨赤芽球性貧血 | 4 | 4 | 2 |
再生不良性貧血 | 0 | 0 | 1 |
凝固因子異常症 | 0 | 0 | 1 |