カマチグループ 東京品川病院

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血管外科

疾患と治療について

動脈疾患

急性動脈閉塞症

症状

急激に片脚の痛み、麻痺、感覚異常、皮膚温低下が起こる病気です。肢の動脈が血栓や動脈硬化による血管内異物(塞栓子)によって突然詰まってしまうことより起こります。心臓で形成された塞栓子が原因で起こることが9割であり、不整脈をお持ちの方や人工弁置換術を行った方に生じやすくなります。心臓以外の原因としては、動脈硬化や動脈瘤から起こるものや、癌によって形成される塞栓子が原因になることもあります。

治療

カテーテルによる血栓除去術を施行いたします。血栓が十分取り除くことが出来ない場合は、バイパス手術を行います。

閉塞性動脈硬化症

症状

動脈硬化が進行し、四肢の動脈が徐々に詰まってしまう病気です。喫煙歴、糖尿病、脂質異常症、高年齢、脂質異常症、高血圧、腎不全などの病歴がある方が、特に起こりやすくなります。喫煙者の発症率は非喫煙者に対し4倍と言われています。糖尿病の方の血糖コントロールが不良の場合には、下肢の切断に至る可能性は5-10倍に上昇するとされます。初期症状としては、肢の冷えを自覚し、運動時にふくらはぎやお尻の筋肉が痛くなります。

治療

Distal bypass造影
閉塞している部位が腸骨動脈や浅大腿動脈の場合は第一にカテーテル治療を考慮いたします。総大腿動脈や膝窩より末梢の動脈の病変の場合は、外科治療(バイパス術、血栓内膜摘除)を組み合させたhybrid治療を行います。

腹部大動脈瘤 内臓動脈瘤 四肢末梢動脈瘤

症状

動脈硬化が進行し、血管が瘤状に拡張する病気です。破裂すると生命にかかわるため、破裂する前に手術をすることが大切で、腹部大動脈瘤は5cm以上、内臓動脈瘤や四肢末梢動脈瘤は3cm以上が手術適応となります。

治療

腹部大度脈瘤の治療は、外科的な治療である開腹による瘤切除、人工血管置換術と血管内治療(ステントグラフト挿入術)があります。当院ではどちらの治療も行うことが出来ますが、年齢や動脈瘤の性状などによって治療法を選択することが重要であり、最適な治療法を提示いたします。

  • 腎動脈瘤3D

腎血管性高血圧症

症状

原因不明の高血圧症と診断されている患者の中に、腎臓へ行く動脈が狭くなっているために高血圧になっている方がいます。腎動脈が細くなることで、腎臓から血圧を挙げる物質(レニン)が分泌されることによって生じます。

治療

カテーテルにより腎動脈内にステントを挿入することで治療いたします。

その他、動脈疾患

閉塞性血栓血管炎(バージャー病)、胸郭出口症候群、膝窩動脈捕捉症候群、膝窩動脈外膜嚢腫、高安動脈炎、遺残坐骨動脈など様々な疾患があります。血管の病気ではないかとお考えの際は、ぜひともご相談ください。

静脈疾患

下肢静脈瘤

最新の下肢静脈治療(グルーによる血管内凝固術:保険診療)を開始いたしました。

症状

肢の静脈が膨らんで瘤のようになる病気です。下肢の見た目、つり、むくみ、皮膚炎などの原因となります。静脈内の薄い弁が、年齢や生活習慣、体質により変形し、静脈血が逆流するために生じます。

治療

最新の高周波を用いた焼灼術と、下肢静脈瘤を接着剤で治療するグルー治療を行うことが出来ます。外来で施行できる硬化療法を含め、患者さんに最適な治療を提案いたします。ご希望により短期入院も可能です。

深部静脈血栓症

症状

下肢の深部静脈という太い静脈に血栓が発生し、下肢のむくみや痛みの原因となります。血栓が肺の動脈を閉塞させてしまう「エコノミークラス症候群」の原因となり、場合によっては命に係わることがあります。

治療

血栓を溶かす抗凝固療法を行います。症状によってはカテーテルによる溶解療法を追加することがあります。

バスキュラーアクセス治療

人工透析をお受けになられている患者さんに対する、バスキュラーアクセス手術を施行いたします。自家静脈シャント造設、人工血管シャント造設、経皮的血管形成術、上腕動脈表在化など、「血管外科専門医」が使いやすい、より長持ちするアクセス手術を提供させて頂きます。シャントの不具合については翌日または当日の透析診療が行うことが出来るよう、可及的速やかに修復いたします。