臨床工学科
常に患者さんを中心に考え、チーム医療の一員として他職種との連携を保つ。
信頼される臨床工学技士を育成する。
臨床工学科は人工呼吸器・人工透析装置などの医療機器の操作、保守点検を行う医療技術職です。各種のコメディカルスタッフと連携しながら、医療の安全確保に貢献しています。主な業務としては、機器管理部門（OP業務を含む）・循環器部門・血液浄化部門・高気圧部門の4つの部門です。各部門の業務内容を考慮しつつ、急変時には対応できるよう24時間オンコール体制を整えております。
機器管理部門
機器管理では、主に5つの業務を中心に行っています。
- 人工呼吸器や輸液ポンプなどを中心とした中央管理
- 各病棟へのラウンド、外来診療部門での機器管理
- 麻酔器の点検や手術室で扱う機器の管理
- ナビゲーションや術中神経モニタリングなどの手術支援の実施
- 病院全体や各部門への操作説明や院内勉強会
総務課・資材課と連携をとりながら医療機器の購入から廃棄まで、機器管理全般に携わっています。
循環器部門
心血管関連業務がメインとなっており、心臓カテーテル検査及び治療、心筋シンチグラフィ検査、ペースメーカーの新規埋込み・フォローアップに携わっております。心臓カテーテル業務では緊急時に使用するIABPやPCPSの操作を行うため、常に対応できるようにトレーニングを積んでいます。また、脳血管造影や治療などの様々な症例に携わっております。
血液浄化部門
透析センター（現在20床）を中心に、外来・入院の血液透析とHCUや病棟での出張透析を行っており、アフェレシス療法（血漿交換療法等）や夜間・休日等の緊急血液浄化も対応しています。また、穿刺困難な患者さんに対し、超音波診断装置を用いたエコー下穿刺を行っております。水質管理に関しては、毎日のET値測定と毎月一回の細菌検査を実施しており、廃液は専用の処理装置にて管理しています。
高気圧酸素部門
当院では、最大8名を収容できる第2種装置を保有しており、各種治療を実施しています。保険診療、自費診療（スポーツ外傷等）のほかに、緊急治療（一酸化炭素中毒、減圧症、スポーツ外傷等）も行っています。日常点検や機器操作、患者対応等、高気圧酸素治療に関わる全てを担当技士が対応し、各診療科の医師や病棟スタッフ、地域連携スタッフと協力しながら、運営をしています。
未成年者は親権者の同意が必要となります（同意書はこちらよりダウンロードください）