COVID-19(新型コロナウイルス感染症)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2というウイルスによる感染症です。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の原因と特徴
感染した人の呼吸や会話、咳などで空気中に出る、ウイルスを含んだ小さな粒子を吸い込むことなどで広がります。換気が不十分な室内では感染が起こりやすく、症状のない人からうつる場合もあります。のどや鼻の症状だけで回復する方もいれば、肺炎を起こして酸素投与や入院が必要になる方もいます。高齢の方や、慢性の肺疾患、心臓病、糖尿病などがある方、免疫が低下している方は、重症化に注意が必要です。過去に感染したことがあっても再びかかる可能性があり、ワクチン接種後も感染することがあります。ワクチンは重症化を防ぐための手段の一つです。また、急性期の症状が軽くても、咳や疲労感などが長引く罹患後症状が現れる場合があります。
主な症状
のどの痛み、咳、発熱、鼻水、体のだるさなどがよくみられます。頭痛や筋肉痛、下痢、においや味の感じ方の変化を伴うこともあります。症状だけでインフルエンザや一般的なかぜと区別することは難しく、高熱がない場合もあります。療養中は体温だけでなく、呼吸の様子、水分や食事のとれ方、普段どおり動けるかにも目を向けてください。息切れが増える、少し動くだけで苦しい、飲めずに尿が減る場合は、早めの受診が必要です。強い息苦しさや続く胸の痛み、意識がはっきりしない状態では、救急受診を検討してください。回復後も咳や疲れやすさ、息切れなどが続き、日常生活に支障がある場合には、無理に活動を増やさず医療機関に相談しましょう。
検査について
症状や接触歴を確認し、鼻のぬぐい液や唾液などを用いた抗原検査、PCRなどの核酸検査で調べます。発症直後などは抗原検査が陰性でも感染を否定できず、経過に応じて再検査などを検討します。当院では経過などを参考に抗原検査、PCR検査などを使用し診断精度を高めています。自宅では国が承認した検査キットを使用してください。肺炎や重症化が疑われる場合は、酸素飽和度、胸部画像、血液検査などで評価します。重症化リスクの高い方は、早めに受診を検討してください。
治療について
軽症の場合は休養と水分補給を基本に、発熱やのどの痛み、咳などを和らげる薬を使います。抗ウイルス薬は、重症化のリスクや症状、発症からの日数を踏まえて検討します。高齢の方や持病のある方は、症状が軽いうちに相談してください。薬の選択には腎機能、妊娠の可能性、併用薬などの確認が必要です。普段の薬や市販薬も含め、服薬内容を医師・薬剤師に伝えましょう。酸素が不足する肺炎では、入院して酸素投与や炎症を抑える治療などを行います。抗菌薬は、細菌感染を合併した場合に検討します。周囲への感染を減らすため、発症日を0日として5日間は外出を控え、5日目も症状があれば、軽快して24時間程度たつまで療養を続けることが推奨されています。発症後10日間は不織布マスクの着用や、重症化リスクの高い方との接触を控える配慮も大切です。治療開始後も発熱が3~4日続く場合は再診をお勧めします。
