呼吸器診療の未来を
品川から世界へ
2025年8月18日、東京品川病院 呼吸器病センター設立。
すべての呼吸器疾患に、迅速で柔軟な質の高い医療を。
確かな実績の上に築かれる、呼吸器医療の新たな拠点
このたび設立される「呼吸器病センター」は、全くのゼロからの出発ではありません。東京品川病院の開院以来、呼吸器グループは、地域に根ざし、数多くの患者さんと向き合い、その信頼を一つひとつ積み重ねてまいりました。当院で呼吸器診療を受けられる患者さんは年々増加しており、これは私たちが目指す地域医療への期待の表れであると実感しております。
これまでの実績と信頼を礎に、既存の強力な診療体制をさらに発展させ、より高度で包括的な医療を提供するために「呼吸器病センター」を設立しました。呼吸器疾患に悩むすべての患者さんにとって、迅速で柔軟な質の高い医療を届けるべく、私たちは新たな一歩を踏み出します。
私たちの想いと3つの柱
私たちの想い
呼吸器疾患は、かぜ症候群や肺炎といった身近な病気から、肺癌、間質性肺炎、重症喘息といった難治性の高い疾患まで多岐にわたります。また、多様化が進む現代において、高齢に伴う複数の併存症や、個々の社会的背景に配慮した治療が求められます。単一の臓器、単一の病態だけを診る医療では、もはや十分とは言えません。
このような複雑化する医療ニーズに応えるため、多診療科、多職種の専門家が結集することで、呼吸器疾患にお困りの患者さん一人ひとりが、心から「納得できる診療」を受けられること。それが、当センターの目標であり、私たちの揺ぎない想いです。
1. 質の高い医療を、いち早く柔軟に
患者さんの負担を減らし、一日も早く治療を開始できるよう、迅速な診断プロセスを構築。放射線科・病理診断科との連携を土台に、最新のエビデンスに基づいた治療を最適なタイミングで提供します。
2. 個別化医療を、シームレスに
"One Team"の理念のもと、各専門分野が連携し、切れ目のない医療を提供。患者さんの生活背景や価値観にも柔軟に寄り添い、多職種で支援することで、最適な医療を実践します。
3. 地域に根差した、呼吸器診療の要となる
総合病院の強みを活かし、重い合併症を持つ患者さんも安心して治療を受けられる体制を整備。地域の医療機関との連携を密にし、「呼吸器ホットライン」を通じて地域医療の向上に貢献します。
ご挨拶
呼吸器病センター長就任のご挨拶
この度、呼吸器病センター長を拝命いたしました太田 真一郎と申します。呼吸器疾患はコモンディジーズから難病まで多岐にわたり、診断・治療には高度な知識と技術、そして多職種の連携が不可欠です。当センターはそのような呼吸器診療を実現すべく、スタッフがone team(一丸)となり、質の高いエビデンスに基づいた医療をシームレスに提供できるような体制を構築しています。少しでも地域の呼吸器診療に貢献できるよう尽力する所存です。
東京品川病院 呼吸器病センター長
太田 真一郎
呼吸器病センター副センター長就任のご挨拶
副センター長を拝命いたしました牧野 崇です。私の使命は、呼吸器外科医として「診断」及び「治しきる医療」を追求し、その可能性を最大限に引き出すことです。近年の低侵襲手術は、患者さんのお身体への負担を最小限に抑えます。術後の呼吸機能や生活の質を最大限に維持し、一日も早く穏やかな日常を取り戻せるよう、チームで一貫した医療を実践してまいります。
東京品川病院 呼吸器病センター 副センター長
牧野 崇
One Team診療体制
当センターの医療は、一人の医師や一つの診療科だけで完結するものではありません。呼吸器疾患にお困りの患者さんを中心に、各分野の専門家が多角的に支え、One Teamとして連携する診療体制を構築しています。各部門をクリックして、それぞれの役割をご覧になれます。
患者さんと共に歩む、
私たちの医療
患者さんを中心として、各部門が一体となり垣根なく柔軟に対応します。
呼吸器内科
診断・治療計画の中心
呼吸器外科
根治を目指す低侵襲手術
総合内科
緩和ケア・感染症・アレルギー
放射線科
診断・IVR・治療
病理診断科
確定診断の源泉
治験開発・研究センター
未来の医療を今日へ
サポートチーム
リハビリ・看護・栄養
臨床検査科
迅速・正確なデータ提供
連携システム詳細
左の図から部門を選択すると、その役割と主なスタッフが表示されます。
私たちの専門家たち
以下の各分野のスペシャリストが、呼吸器病センターの一員として診療にあたります。
| 所属 | 職位 | 氏名 |
|---|
卓越性の軌跡:実績と貢献
これまでの診療実績と研究業績の両面が、当センター設立の礎となっています。
診療実績:地域社会からの信頼の証明
当センターの前身である呼吸器グループの入院患者数は年々増加しています。私たちが実施している呼吸器診療が地域の皆様から認められている結果であると考えています。
研究業績:世界の医学を進歩させる貢献
臨床研究と国際的な学術コミュニティへの積極的な参加を通じて、呼吸器疾患に関する世界の医学的知見を進歩させることも私たちの目標としています。以下に、当センタースタッフが関与した近年の主要な研究業績を掲載します。
アクセス・受診案内
所在地
〒140-8522 東京都品川区東大井6-3-22
電車でお越しの方
- JR京浜東北線 大井町駅 中央口より徒歩7分
- 東急大井町線 大井町駅より徒歩9分
- 京浜急行本線 立会川駅より徒歩10分
外来受付時間
平日 8:30 ~ 11:30 / 13:30 ~ 16:30
※土曜・日曜・祝日・年末年始は休診
患者さん・ご家族の方
代表電話(予約・総合案内)
03-3764-0511
患者支援センター(入院・退院、福祉に関するご相談)
03-3764-7481
初めて当センターを受診される方は、かかりつけ医からの紹介状をお持ちいただくとスムーズです。ご来院の際は、保険証、お薬手帳、これまでの検査結果などをお持ちください。
ご紹介いただく医療機関の皆様へ
平素より大変お世話になっております。患者さんのご紹介に際しては、診療情報提供書をご準備いただけますと幸いです。
呼吸器ホットライン(医療機関専用)
[専用ダイヤル]
※緊急のご相談・ご紹介はこちらにご連絡ください。
患者紹介FAX番号
03-3764-7482
(患者支援センター)