診療情報管理室
基本情報
診療録(診療情報)管理
診療情報(カルテ)は患者さまの病状、治療・看護の経過や検査結果、今後の治療の方針や説明の内容などで構成されています。
これらの情報は、患者さまの診療・診断に役立つ他、地域医療機関の先生方とスムーズな連携を図る為の情報提供の資料としても重要なものです。また、今後の治療のための研究資料や医療スタッフを育成するための教育資料、公的機関からの調査依頼に対応するための資料などへも当院の個人情報保護方針に基づいて活用しております。
当院では2014年7月に電子カルテを導入し、医師、看護師をはじめとする医療スタッフの記録の共有が容易になり、より迅速な医療サービスの提供が可能となりました。
診療情報管理室では、診療情報管理士が、患者さまの個人情報保護に細心の注意をはらい、診療情報を適切に管理するとともに、集約された様々な情報を分析し活用を行っております。
診療情報管理室の業務
- 診療情報の収集・整理・保管
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- 電子カルテ内の記録・文書について点検を行い診療情報の精度向上を図っています。
- また、電子カルテ導入以前の診療記録についても、診療記録管理規程に基づき管理しています。
- 診療録の活用
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- 電子カルテより様々な情報を抽出し、データベース化して統計資料や、院内からの検索依頼に対応しております。
- また、2016年1月に施行されました「がん登録推進法」に基づき、全国がん登録の届出業務を行っております。
- その他業務
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- 退院時要約の早期作成推進及び管理
- DPC情報とカルテ情報の検証およびDPCデータ提出
- NCD等各種診療データベース登録支援
- 院内がん登録業務
- 電子カルテ内登録文書管理業務 等
目標等
- 今後の目標
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- 個人情報保護法ガイドラインに則して個人情報の紛失防止につとめ、安全に配慮した管理を行います。
- 電子カルテの点検及び記載指導につとめ、正確で内容の充実した記録となるようサポートします。
- 診療情報を基に作成する疾病統計や、院内がん登録から得られた情報などを集計分析し、患者さんのニーズに応える病院となるための運営資料の提供、また、医療従事者が必要とする統計資料の提供を目指します。
- 患者さんと医療従事者のコミュニケーションをよりよくする情報ツールとして、説明書や同意書などの文書類を整備していきます。